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こんにちは!
今回は直近発表されたAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングの決算を見て、
各プラットフォームがどういった状況かについて、記載していきたいと思います。
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■この記事のポイント
・Amazonはセラーが好調
・楽天は引き続き順調に成長
・Yahoo!ショッピングは前年割れの成長
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■目次
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①Amazon
まずはAmazonの決算から見ていきましょう。
簡単な内容は「前回のブログ」に記載しているので、気になる方はそちらをご覧ください。
(セラーとベンダーについての違いを書いたブログになります。)
〇ベンダー
ベンダーに関してですが、グローバルの実績として、510億9600万ドルという実績となりました。
前年同時期が511億2900万ドルだったので比較すると、
前年比-0.06%というような、若干前年割れの実績となりました。
22年Q4の実績も前年比98%だったため、2Q連続のマイナス成長になりました。
コロナバブルが落ち着いてきたのと同時に、ベンダーとして出品する企業も減ってきているのでしょうか。
ベンダーとして出品している企業数がわからないので何とも言えないですが、
23年Q2の実績が早くも気になるところです。
〇セラー
セラーに関してはベンダーと一転、298億2000万ドルとなり、前年比+18%の実績となりました。
弊社に相談を受けている企業さんにも多いのですが、ベンダーとしても出品しつつ、
セラーに出品している企業さんや、そもそもAmazon初出品の企業さんも多く、
前年を上回る実績となっているのではないでしょうか。
なお、Amazonの広告ビジネスに関しては引き続き好調で、
今期も前年比プラス成長、右肩上がりを続けています。
②楽天
続いて楽天市場に関してです。
楽天に関しては、継続的に前年比+10%成長を継続してきましたが、
今Qも前年比+12.2%成長となりました。
この成長率に関しては、メルカリの前年比+8%、
ZOZOTOWNの前年比+7%よりも高い数値となっております。
国内のEC取扱高は1.4兆円規模/Qにもなり、コロナバブル後も順調に成長しております。
またIRでは、楽天モバイルユーザーとの親和性について触れられており、
楽天モバイルユーザーは、非楽天モバイルユーザーと比較して、約4万円/年も楽天市場でお金を使っている、
というデータが出てきました。
4月からSKUプロジェクト(詳しくはこちらとこちら)が始まり、今後も楽天は成長が見込めそうですね。
※参考※
楽天への出店数に関してですが、実は今でも微増の傾向にあります。
ピーク時は110%行かないくらいですが、現在は101%、合計約5万7000ストアが楽天で商売をしています。
③Yahoo!ショッピング
最後に直近最もアップデートが多いYahoo!ショッピングです。
因みに5月19日にソリューションパッケージでのCriteo配信終了のアナウンスがありました。
何かとアップデートなどが多いので、是非見逃さないようにしましょう!
さて、そんなYahoo!ショッピングですが現状はかなり厳しいです。
ショッピング事業の取扱高は前年比86.7%となっております。取扱額は3911億円となっております。
モール統合やキャンペーンの改悪などが重なり、3月のYoYは70%という噂もあるほど、
現状のYahoo!ショッピングはかなり厳しい状況です。
今までずっと赤字で続けていたYahoo!ショッピングを、一気に黒字化しようと動きを強めているのでしょうか。
とはいえYahoo!ショッピングはセールを昨年よりも数を増やすと言っているので(詳しくはこちら)、
これからも継続的に注視していく必要はありそうです。
まとめ
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