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越境ECで熱いのがやっぱり「中国」。現地での売り上げアップ・認知拡大をするために、中国SNSを活用したPR施策は必須の手法です。
今回、弊社の化粧水自社ブランド「HAUT」で実際に展開中の中国販促施策(WeChat・RED・KOL・ソーシャルセラー)をまとめさせていただきました。
■この記事のポイント
・販路としての「WeChatミニプログラム」
・中国KOL(インフルエンサー)起用
・ソーシャルセラーを用いた「トライアル販売」
・「小紅書(RED)」のアカウント運用
■目次
①「WeChat(微信)」のアカウント開設からEC販売+PR施策
②ソーシャルセラーを活用した市場調査や販売委託、クチコミ投稿を展開
③中国版インスタグラム/ 小紅書(RED)の運用
①WeChatでのEC機能/「ミニプログラム」
■圧倒的なユーザー数「WeChat」
WeChat(微信)といえば、月間アクティブユーザー数10億人を超える、中国ユーザーが必ず入れているアプリの一つ。その圧倒的なユーザー数、支払い機能(WeChatPay)も含めた利便性から、広く・深く中国圏で浸透しています。
■一つのアプリで完結!WeChat内アプリ「ミニプログラム」
WeChatブランド旗艦店:「HAUT海外直営」
簡単に言うと「WeChat」アプリ内に軽量で多機能な「追加機能」を実装することができる仕組み。
特によく利用される機能が「EC」。
口コミを重視する中国においては、SNSコミュニティでの情報発信は最重要事項!
ミニプログラムを利用すれば、WeChat上でSNSとECを直接結ぶ「ソーシャルEC」を手軽に実装することができます。
※利用するには、「WeChat公式アカウント」の開設も必要です。通常のアカウント開設に加え、「登記簿謄本/身分証」等を提出して行う「企業認証」を取得する必要があります。
必要なこと:
・WeChat公式アカウントを作成しましょう。※WeChat公式サイトから申請。
・ミニプログラムのECサービス(自社開発または他社サービス)を実装、WeChat店舗を構築。
・※ここが重要※WeChatコミュニティでの情報発信(口コミ!)、認知度アップ施策を実施。
■フォロワー獲得施策:「KOL・ライブ配信」
日本全国の情報をライブ配信する「青山246放送部」
アカウント開設後、適切のPR施策の実施も欠かせません。近年日本メーカーが積極的に取り組む「ライブ配信」もWeChat上でできます。WeChat上での配信のため、そのまま購買ページへの誘導につなげることができるのもポイント!
自社でライブ配信を行う他にも、人気KOLを起用した日本好きが集まるチャンネルへの出演も効果的です。弊社商品「HAUT」では、昨年10月28日と11月1日の計2回、「青山246放送部」で商品を取り上げてもらいました。
「青山246放送部」 とは:
「日本が好き」、「日本を知りたい」、「日本に行ってみたい」という中国の方に向けた、ライブ配信を柱としたエンターテイメント番組です。有名観光地から地方都市まで日本全国から、最新のファッション、食、有名人、トレンドカルチャーなど幅広い内容を毎日発信しています。一般的なライバーによる配信と差別化を図るべく、企画・制作をTSKさんいん中央テレビ全面協力の下で行い、クオリティーにこだわったコンテンツをお届けしています。 ※公式HPより
WeChat上でのコンテンツ発信を強化し、また商材に合わせたライブ配信を行うことで、多くの中国ファン = フォロワーを獲得することが可能になります。
②ソーシャルセラーを活用した市場調査や販売委託、クチコミ投稿を展開。
■ソーシャルセラーを活用した「市場調査」→「トライアル販売」→「本格販売」へのステップアップ
中国に限らず、信用度が売上に大きく影響するネット販売において、現地のフォロワーを既に獲得した”発信力”のあるアカウントの力を借りるのも有効な手段です。
実際に弊社ブランド「HAUT」ではトライアル販売の土壌づくりのため、2つのサービスで展開しました。
●日本在住の中国人セラーネットワークをもつ「World X」
┗中国だけなく、日本市場にも精通した約1.6万人の日本在住セラーネットワークが魅力
●中国在住の中国人セラーネットワークをもつ「Love Stock(愛库存)」
┗約300万人の巨大ネットワーク。商品ジャンルに沿った発信者を見つけやすいのが特徴。
大まかな流れ:
【STEP:0】「市場調査」の実施
現地市場・ユーザーを熟知した「ソーシャルセラー」に対して「市場調査」を行うことで、
「売れる市場ニーズ」をつかみやすい。
【STEP:1】「トライアル販売」の実施
ニーズのある自社の商品を、ソーシャルセラーのSNSアカウントを通じて発信、「販売委託」を行う。
ユーザーとの販売接点を持ちやすく、同時に使用感やレビューなど、口コミ施策も並行して行える。
【STEP:2】「本格販売」への移行
反響のある商材はソーシャルセラーでの流通を拡大。
もしくは、自社のブランド旗艦店・公式アカウントを開設し、直接の販路を開拓。
特に「トライアル販売」の面において、普段から新商品を取り上げているソーシャルセラーの各種SNSを通じて販売を行うことができ、市場からの反響を得やすいのが魅力です。
③中国版インスタグラム/ 小紅書(RED)の口コミ活用!
■中国最大の口コミアプリ「小紅書(RED)」
「HAUT」:RED公式アカウント
小紅書(RED)は、月間アクティブユーザー約2億人を超える、口コミ情報が豊富な人気アプリです。
登録ユーザーの8割が女性であり、「コスメ・グルメ・旅行」など、若者に人気のトレンド情報に関する投稿が多く、主に20代女性に支持されています。
コスメ・アパレル分野で多くの人気中国KOLが発信をしており、「新商品の発見」や「商品レビューのチェック」に小紅書(RED)が使われるのが定番。「HAUT」でも公式アカウントを開設し、自社商品の紹介・How-To記事などの投稿を中心に、認知拡大施策を行っています。
小紅書(RED)上でのEC機能や各種広告も用意されており、小紅書(RED)のアプリ内で商品検索から比較検討、購買までを完結することができます。
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さて、今回は弊社ブランドで実際に展開している中国SNS活用事例のご紹介でした。
中国ユーザーの集客施策の課題、越境ECのご相談事項などがございましたら、
お気軽に以下からお問合せくださいませ!
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