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家電製品や日用品、食料品などが多くのポイント付きで買えるYahoo!ショッピング。
Yahoo!から発表された決算資料によれば、2022年は数百億円をかけてコマース領域に注力していくとのこと。
今回はそのようなYahoo!ショッピングで、TOPクラスに費用対効果が良いストアマッチ広告を今回は解説します。
■この記事のポイント
・Yahoo!ショッピングは検索からの流入が多い
・ストアマッチ広告を利用すれば、検索画面上部に自社商品の掲載が可能
・広告表示と広告配信のロジックは覚えておくべき!
■目次
★Yahoo!ショッピングとは
★ストアマッチ広告とは
★Yahoo!ショッピングとは
Yahoo!ショッピングは、月間5000万人(2020年12月時点)が来訪するECモールです。
また初期費用や月額固定費、出店料(ロイヤリティ)がかからないので、
多くのストアが出店、商品数も3.0億を超える日本最大級の規模となりました。
▶Yahoo!ショッピングの現状
そのようなYahoo!ショッピングを含む、Zホールディングスショッピング事業の2021年取扱高は、
1.69兆億円となっており前年比で13.0%の伸びとなりました。
ちなみに楽天は前年比10%の伸びとなっており、おおよそどちらも前年比10%の伸びということがわかります。
※物販系取扱高の実績(画像は決算説明会資料を編集部がキャプチャ)
▶Yahoo!ショッピングのユーザー特性
検索を制する者はYahoo!ショッピングを制する、と言われるほどYahoo!ショッピングでは検索対策が重要だ。
特に検索結果の1ページ目は重要で、1ページ目からの購入金額は全体の98.1%を占めると言われています。
またユーザー動向としては、5のつく日や日曜日は通常日と比べてユーザーが1.5倍多く来訪したり、
その2つが重なる日には通常日と比べて、2倍も多くユーザーが来訪します。
なお、近年の積極的なPayPay祭りなどのキャンペーンによって、
Yahoo!ショッピングの約9割のユーザーが1回以上購入したことがある既存ユーザーです。
▶楽天との違い
Yahoo!ショッピングと楽天との大きな違いは
固定費などの費用の違い、そしてキャンペーン時の最大ポイント倍率の違いがあります。
Yahoo!ショッピングは固定費などが無料である一方、キャンペーン時のポイント倍率は30.5倍と低めです。
一方の楽天は固定費などが有料である一方、スーパーセールの最大ポイントは42倍と非常に高いです。(2022年6月現在)
また前述したとおり、Yahoo!ショッピングの場合は検索からの流入が多いため、
いかに1ページ目の検索結果を取るということが重要です。
★ストアマッチ広告とは
ストアマッチ広告とは、Yahoo!ショッピングにおけるクリック課金型の検索連動広告です。
PCだと上位4枠/下位6枠、スマートフォンだと上位4枠/下位4枠、アプリだと上位2枠/中位2枠に広告が表示されます。
なお今回ご紹介するアイテムマッチは、ストアマッチ広告内の広告メニューです。
以前はストアマッチ広告の中に、「ストアのイチオシ」という広告がありましたが、
2,3年ほど前にサービスクローズとなっております。
▶ストアマッチ広告の特徴
ストアマッチ広告の特徴として、以下の3点があげられます。
(1)最低入札価格が10円もしくは15円であること(下図参照)
(2)すべての出店者が利用できる
(3)売上が小さくても、検索結果の上位に自社商品を露出することが出来る
▶ストアマッチ広告の表示場所
ストアマッチ広告は前述したとおり、PCだと上位4枠/下位6枠に広告が表示されます。
Yahoo!ショッピングに来訪したユーザーが一番最初に見るのがストアマッチ広告となるので、
非常に集客力のある広告となっております。
また楽天と比較しても広告の枠数が多いため、
出店者側からするとユーザーによりアピールすることが出来ます。
なおPC版の場合、上位と下位の広告枠の間に42枠通常の検索結果が並びます。
▶ストアマッチ広告表示ロジックについて
ストアマッチ広告を検索画面へ表示する際に、以下の計算がYahoo!ショッピング側で算出されます。
表示順位=商品スコア×入札単価
商品スコアはYahoo!ショッピング側で非公開となっておりますが、
メディアであるということを考えると、よりクリックされやすい商品が商品スコアが高くなります。
つまり、より検索キーワードにマッチしている商品が商品スコアが高くなります。
なお、検索対象となるのは以下の項目です。
■検索対象
商品名
商品コード
キャッチコピー
商品情報
製品コード
JAN/ISBNコード
プロダクトカテゴリ
ブランドコード
スペック
▶ストアマッチ広告配信ロジックについて
ストアマッチの表示ロジックと、実際に配信されるかのロジックは異なります。
例えば、入札単価を競合が20円で入札しているところに、
30円で入札しても広告が配信され表示されるとは限りません。
なぜなのかというと、「予算」が広告配信時に関係しているからです。
先ほどの例の詳細を以下とします。
競合→入札価格:20円 予算:6万円
自社→入札価格:30円 予算:3万円
この場合、競合が1日に使える広告予算は、6万÷30日=2,000円です
一方、自社商品へ1日に使える広告予算は、3万÷30日=1,000円です。
つまり、競合Aが20円で入札している商品は1日に100クリック(2000円÷20円)される可能性がありますが、
自社の場合は1日に約33クリック(1,000÷30円)しかされない可能性があり、
「入札金額が高くても表示されない」という現象が起きます。
そのため広告の配信量を多くしたい場合(自社商品ページに多く誘導したい場合)、
入札単価を高くする必要もありますが、予算も多くする必要があります。
★まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はストアマッチ広告の概要ついてご紹介しました。
ストアマッチを使えば、どのようなストア様のどのような商品も1ページ目に商品を掲載することが出来ます。
是非1度お使いいただき、効果を実感いただけたらと思います。
ストアマッチ広告の運用や、Yahoo!ショッピング/PayPayモールの運用でお困りのことがあれば、
是非一度弊社にご相談ください。
Yahoo!ショッピングやPayPayモールの元担当者などが貴社売上向上のご提案を致します。
さて、次回はストアマッチ広告はどういった管理画面で、
どのような操作をすればよいのかについて記載したいと思います。
ここまでお読みいただき有難うございました!
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