2022年はモール統合や優良配送など大きなトピックが多かったYahoo!ショッピング。
先日、2023年にYahoo!ショッピングがどう変わっていくのかが出店店舗に伝えられたので、
今回はそちらで共有された情報をわかりやすくまとめたいと思います。
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■この記事のポイント
・昨年はモール統合もありつつ前年比はプラス
・2023年はセールやキャンペーンの数が増える
・その他リリース内容も多数
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■目次
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2022年のYahoo!ショッピングは前述した通り、多くのことが起こりました。
そんな中主要KPIの実績はどのように推移したのでしょうか。
限られた情報しか伝えられませんでしたが、
取扱高103%、注文者数102%、客単価104%で推移したそうです。
■Yahoo!ショッピング昨年実績
楽天さんは同時期に前年比10%から20%成長したということを考えれば、
Yahoo!ショッピングと楽天の差はさらに広がったのではないでしょうか。
ただ、そのほかの指標だとYahoo!ショッピングは統合前後で、
ショッピングトップ訪問頻度107%、商品詳細回遊数122.4%、ロイヤルカスタマーの注文頻度108%UP
という実績数値もあるため、一概にモールを統合したことで悪いことばかり起こってはいなさそうです。
Yahoo!ショッピングとしては昨年を売上拡大の土台作りとしていて、
今年は購買機会最大化として多くの施策を仕掛けるそうです。
1番売り上げに大きなインパクトがありそうなのは、大型セールの増加ではないでしょうか。
今まで年に4回の開催だったものが、四半期に1回から2回の開催に変わるというものです。
予定としては23年5月7月9月11月12月、
24年は3月と言ったように今までのセールより2倍増える予定です。
■セール期間イメージ
売上インパクトがどの程度あるのかは不明ですが、
しっかりと売上対策をすることで売り上げを伸ばすことは可能なので、
ファンダメンタルや広告などの準備は必須です。
その他のセール内容だと試験的に開始されていた「さん!さん!キャンペーン」の開催日に関して、
日数を拡大すると発表がありました。
本当かはわかりませんが、倍増との発言もあったので、
プロモーションパッケージは参加しておいて損はないでしょう。
また、毎日来訪したくなるような施策として、タイムセールを毎日開催するとのことで、
特定日に売上を作るというよりは、毎日お得なモールを目指しているようです。
その他細かなアップデートもあるとのことなので、それぞれ簡単に説明が出来ればと思います。
③ー1 LINE公式アカウントでの通知情報連携
Yahoo!ショッピングで購入したストアから、
注文完了や発送完了通知などをLINEでお知らせする機能。3月中にリリース。
③ー2 Yahoo!ショッピング商品券
ストアや友達などからもらって、
Yahoo!ショッピング内の店舗に利用して購入できる商品券。
現状のPayPayポイントは、Yahoo!ショッピングで溜まったポイントが
コンビニとかで使われてしまうから導入された。
4月より本格的に配布量拡大とのこと。
③ー3 プロモーションパッケージ機能拡大
対象の店舗で、購入回数などに応じてスタンプがもらえるスタンプカードが、
新しくリニューアルされるそうです。
例えば、3回ZOZOTOWNで購入したら送料無料などが出来るとのこと。
割引内容などはストア原資。
③ー4 クーポンインテリジェンス
設定すれば、売れる商品に最適な割引率でクーポンを自動で発行する機能。
こちらもプロモーションパッケージの機能に。
③ー5 定期購入リリース
これまで何回もリリースが延期された内容が6月末にリリース予定。
③ー6 優良配送
優良配送アイコンを表示する条件を変更。
3月1日にリリース済。
③ー7 おトク指定便
余裕があるお届け日にPayPayポイントを付与。
4月12日にリリース済。原資はストアとのこと。
Yahoo!は昨年、モールを統合してキャンペーン内容などを変更したことを考えると、
モールへの投資を少し抑えてきている印象があります。(今までが強化していたという見方もありますが)
今回のリリース内容なども、ストア原資のキャンペーンや施策が基本となっております。
とはいえ、23年度はセールの回数が増えたり、お得なキャンペーンなどが増えるとのことですので、
Amazon、楽天と同様に注力する必要はありそうです。