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【Amazon】ベンダーとセラーの違い ~おすすめ出品形態は〇〇〇~

作成者: CommerceContainer|2023.05.16.Tue

 

こんにちは!

 

先日Amazonの23年1月-3月の決算がありました!

現状のAmazonがどういう状況なのか、わかったかと思います。

 

今回はそんなAmazonのベンダーとセラーのどちらに出品した方が良いのか、

機能の差分などを基にまとめていきたいと思います!

 

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■この記事のポイント

・規模はベンダーの方が大きいが、成長率はセラーの方が高い

・ベンダーは運用負担があまりない分、利益面で課題あり

・セラーは出来ることがベンダーよりも多いが、運用工数面での課題あり

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■目次

①ベンダーとセラーとは

②ベンダーのメリットデメリット

③セラーのメリットデメリット

④まとめ

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①ベンダーとセラーとは

ベンダーとセラーの違いについて、簡単に紹介が出来ればと思います。

 

まずベンダーに関してですが、Amazonへ商品を卸して、Amazonが販売するスタイル

 

一方でセラーは、メーカーや販売業者が直接Amazonへ出品し販売を行うスタイルとなっております

 

※注意※

ベンダーでAmazonへ出品するためには、Amazonからの招待が必要です。

またAmazonに出品していない状態から、ベンダーとして出品することは難しいのでご注意ください。

 

直近のAmazonの決算を確認しましたが、

ECに情報を限定すると、ベンダーはYoY-0.06%、セラーはYoY+18%の実績でした。

 

一方でGMV(出品企業の売上)を見てみると、

ベンダーは510億9600万ドル、セラーは298億2000万ドルとなっており、

成長率は横ばいもベンダーの方が規模が大きいことがわかります。

 

 

そのため数値上では、ベンダーもセラーも良し悪しがある出品形態となっております。

では結局どちらの出店形態が良いのでしょうか。

 

②ベンダーのメリットデメリット

それではまずベンダー出品のメリットデメリットを簡単にご紹介していきます。

 

〇ベンダーメリット1 一定の売上が見込める

ベンダーは前述した通り、Amazonに商品を卸してAmazonが商品を売る出品形態です。

そのため、Amazonに商品を卸した段階で、ある程度の売上が取れます。

 

〇ベンダーメリット2 運用負荷が少ない

ベンダー出品は、Amazonが販売や発送を対応してくれるので、

出品者側の運用負担としては、そこまで重たいものではないです。

 

ベンダーの主な対応内容としては、商品登録、ファンダメンタル、広告、Amazonへの商品投入になります。

 

〇ベンダーメリット3 カートを取得しやすい

ご存じの通り、Amazonは1商品につき1商品ページの構成となっているため、

その商品のカートを取得していることが売上UPへの近道です。

 

ベンダーで出品しているとセラー出品時よりもかカートを取得しやすい

という傾向にAmazonはあるため、これもベンダー出品のメリットではないでしょうか。

 

 

●ベンダーデメリット1 利益が少ない

一方でベンダーにはデメリットもあります。

売上は高く獲得できますが、卸売価格は上代の50%~60%ほどといわれております。

 

また広告や細かな手数料(数%)をAmazon側から請求されますので、

結局手元に残る利益としては10%~20%と言われております。(※メーカーによって前後あり)

 

●ベンダーデメリット2 販売価格のコントロールができない

ベンダー出品の場合販売するのはAmazonになるため、販売価格のコントロールが出来ません。

 

Amazonは過去のデータなどを基に自動的に価格を変更するため、

メーカー側の希望価格が考慮されず、不満につながっているケースもあるようです。

 

●ベンダーデメリット3 取得できるデータや打てる施策が少ない

ベンダーの場合、セラーと異なり、見れるデータが限られており、PDCAを回しにくい環境にあります。

 

また出来る施策としてはA+や商品画像の改善、広告、クーポン程度になっており、

ABテストを利用した商品ページの改善などができません。(一部のベンダーではABテストが出来る事例あり)

 

■ベンダーのメリットデメリットまとめ

 

③セラーのメリットデメリット

では続いてセラー出品のメリットデメリットを挙げていきます。

 

〇セラーメリット1 利益を出しやすい

セラー出品の場合、後述するように自社で販売価格をコントロールできたり、

Amazon側に細かな手数料(数%)を取られることが無いため、利益を出しやすいです。

 

〇セラーメリット2 販売価格のコントロールが出来る

販売主体が自社のため、販売価格のコントロールが出来ます。

そのためセール時期や閑散期に応じた価格戦略などが必要になります。

 

〇セラーメリット3 取得できるデータや打てる施策が豊富

セラーの出品の場合、データとして見れる項目が売上だけではなく、セッション数やカート取得率等、

ベンダー出品では見ることが出来ない内容が多くあります。

 

また施策としてもABテストはプロモーションコードの発行等、非常に多くの施策を打つことが出来、

PDCAを回しながら売上UPを目指すことが出来ます。

 

●セラーデメリット1 工数がかかる

セラーの場合、Amazonで販売するにかかる全ての作業を自社で実施する必要があるため、

運営工数が非常に多くかかる可能性が高いです。

 

広告戦略や運営などは特に工数がかかるため、外部に委託しても良いかもしれません。

 

●セラーデメリット2 カート取得しずらい

同じ商品をベンダーに卸している場合、ベンダーの方が優先される可能性があるため、

カートを取得しずらいというデメリットがあります。

 

また競合が多い場合、よりカートの取得率が高くなる可能性があるので注意が必要です。

 

■セラーのメリットデメリットまとめ

 

 

まとめ

ここまでセラーとベンダーのメリットデメリットまとめて来ましたが、
Amazonに出品するには、どちらの出品形態が良いのでしょうか。
 
一概には言えませんが、自社で運用や運営をゴリゴリやりたい方は、
セラー出品」が向いているのではないでしょうか。
 
一方で手間をかけずAmazonで売上を上げたい方に関しては、
ベンダー」手間いらずで売上を上げていく方が良さそうです。(Amazonからの招待が必要ですが)
 
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