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こんにちは!
普段コンサルティングを通じて店舗様と対話していると、アクセスアクセス施策がわからないというご相談を頂きます。
闇雲に広告に手を出してしまう店舗様もいらっしゃいますが、まずは楽天SEO対策を行うことが最初のステップと考えております。
そこで今回は楽天店舗運営の基本、楽天SEOに関してまとめていきます!
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■目次
1.楽天SEOとは
2.楽天SEOに影響してくる要素とは
3.商品名/キャッチコピーのつけ方
4.侮ってはいけないディレクトリIDの設定
5.意外と知れらていない商品ページ上での対策
6.早割り施策
7.RPP広告と合わせて対策
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1.楽天SEOとは
そもそも楽天SEOとは何か、なぜ重要なのかを簡単にご説明いたします!
SEO=検索エンジン最適化のことで、楽天SEOは一言でいうと「楽天市場ユーザーが検索窓からキーワードを検索した際に自店舗の商品を上位に表示させる」ことです。
そもそも売上を上げるには、その第一段階となる「商品を表示させること/見てもらうこと」をクリアしないと土俵に立てないのが現実です。
※下記はイメージ図
2.楽天SEOに影響してくる要素とは楽天SEOに関連して、楽天公式が楽天市場の商品検索における検索順位の決まり方を公表しております。
https://ichiba.faq.rakuten.net/detail/000017557
詳細は上記の公式ページをご参照いただければと思いますが、簡単に要約すると下記のようになります。
- 検索キーワードと商品情報の関連性
ユーザーが検索窓から検索したキーワードが、商品情報内(商品名やキャッチコピーなど)にどれくらい関連した情報が入っているかが見られています。
また「軽い」というキーワードに対してその類似キーワードである「超軽量」というキーワードを設定していて、且つそのキーワードが希少性の高いキーワードであった場合SEOスコアが上がるようです。
- 検索キーワード別の人気度
ユーザーが検索したキーワードに対して、自店舗の商品がどれだけアクションされたか(クリックや購入など)がSEOスコアに影響します。
また「マグカップ 軽量」で流入し加算されたSEOスコアは、同じ商品名に入っている「マグカップ かわいい」というキーワードには反映されないようです。
つまり、SEOのスコアはあくまでキーワード別に蓄積され、商品単体で判定されるわけではない、ということです。
イメージしやすいように別の例を記載しておきます。
〈例〉
商品名「ジャケット メンズ カジュアル」
ユーザーが「ジャケット メンズ」と検索し該当商品をクリック、購入した場合、「ジャケット メンズ」というキーワードにおいてはSEOスコアが加算されるが「ジャケット カジュアル」というキーワードにおいてSEOスコアが加算されるわけではない。
以上までの内容をふまえて、楽天SEOは主に下記の要素で対策ができます。
▼楽天SEO関連要素
・商品名
・PC用キャッチコピー
・モバイル用キャッチコピー
・PC用商品説明文
・スマートフォン用商品説明文
・PC用販売説明分
・全商品ディレクトリID
・タグID
※SKUプロジェクト以降、タグIDは商品属性に置き換わります。
どれも商品登録画面から設定/編集できる箇所です。
前述したSEOスコアの加算を踏まえて、各要素で対策を進めましょう。
3.商品名/キャッチコピーのつけ方
それではここからは商品名/キャッチコピーの作成の仕方をご紹介します!
楽天SEOのキーワード調査において、「検索ボリュームが大きいキーワード」だけでなく「自店舗の商品が売れるキーワード」を精査することが重要です。
キーワード調査をするステップは大まかに下記の手順を踏むといいでしょう。
①自店舗の商品における強みを把握
例えば「まくら」一つとっても、商品によって持ちうる強み(訴求できる強み)は変わってきます。
〈例〉
・高さ調節が可能
・いびき防止
・肩こり防止
・ホテル/旅館で使用されている
・日本人に合うまくら
↓実際に「まくら」で検索した際の検索結果画面
このように同じ商材でも訴求内容が商品によって異なり、それぞれのキーワード別に市場規模が異なってきます。
まずは自店舗の商品がどんな強みを持ち、そのキーワードで勝負ができるかを決めることが重要です。
(前面に押し出したいキーワードは商品ページ内でも訴求するため、その統一が重要となります。)
②狙いたい市場でのキーワード調査
狙うべき市場が決まれば、それに関連するキーワードを調査し商品名やキャッチコピーに追加していきます。
最も簡単にキーワードを調べる方法は楽天市場検索窓のサジェストです。
例えば「まくら」の肩こり関連のキーワードを追加したい場合、検索窓に実際に入力することでユーザーがどのような組み合わせでキーワードを入力しているかがわかります。
この例の場合、ユーザーは「肩こり」だけでなく「首こり」「ストレートネック」「高反発」などといったキーワードと一緒に検索している(検索ボリュームが高い)ことがわかります。
もう少しキーワード調査を細かく行いたい場合は、「ラッコキーワード」という無料ツールを使用することもおすすめです。
楽天だけでなくAmazonなど他モールでも使用ができ、下記参考画像のようにサジェスト一覧を簡単に調べることができます。
▼ラッコキーワード
https://related-keywords.com/
③商品名やキャッチコピーにキーワードを追加
上記の手順でキーワードを発掘し、実際に商品名に追加していきます。
基本的に検索ボリュームの高い、もしくは重要だと思われるキーワードから順に追加していけば問題ありません。(後ろに追加された商品は表示された際に見切れてしまう可能性があるため)
また、まずは商品名にキーワードを追加→入りきらないものはキャッチコピーに追加の手順で対策は十分です。
④商品説明文、販売説明文へのキーワード追加
序盤で説明した「検索キーワードと商品情報の関連性」を高めるために商品ページ内でも対策を行いましょう。
よく見る対策方法としては、商品説明文の最下部などに「関連キーワード:まくら 低反発 ホテルまくら」などと入れている手法です。
ユーザーにも見える部分となるので見栄えを意識しながらさりげなく追加できると良いでしょう。
4.侮ってはいけないディレクトリIDの設定
商品名やキャッチコピー、商品ページ内の対策が終わって一息つきたいところですが、もう少しだけお付き合いください。
楽天SEOにおいて、ディレクトリIDの設定も重要となります。
商品登録画面から登録する必須情報ですが、このディレクトリIDが正しく設定されていない場合検索結果画面で上位表示されない可能性が出てきます。
(RPP広告などの表示結果にも影響します)
以前、「RPP広告もCPCを上限まで設定しているのに広告表示、オーガニック検索結果画面どちらも表示されない」というご相談をいただきました。
その際、ディレクトリIDを正しく修正した結果数時間後には広告表示、オーガニック検索結果画面ともに表示されるといった事例がございました。
せっかく楽天SEO対策を行ってもディレクトリIDの設定で努力が水の泡となることもあるため、今一度確認してみても良いかもしれません。
5.意外と知られていない店舗内検索を活用した対策
「楽天SEO対策=検索結果画面で上位表示させるための商品名などの対策」と認識されている方が多いですが、実は店舗内検索機能を活用した小技があります。
※店舗内検索=下記のような、店舗ページ内で自店舗商品の中から検索できる機能
この店舗内検索で検索されたキーワードもSEOスコアに影響するとされており、この機能を活用します。
具体的には下記の手順で対策を実施します。
①狙いたいキーワードを商品名に追加
〈例〉「まくら 首コリ」のキーワードを強化する場合商品名に追加
②店舗内回遊バナーを制作・設置し遷移先に「まくら 首コリ」の店舗内検索結果画面を指定※店舗内検索結果画面で「まくら 首コリ」と検索した際にしっかりと強化したい商品が表示されるかは念のため確認が必要です。
こうすることで、回遊バナー→検索結果画面→商品ページ→購入のフローをたどると、アルゴリズム的には「まくら 首コリ」のキーワード経由で購入されたと判断されSEOスコアの上昇に貢献します。
実際にこの施策で狙いたいキーワードでの検索結果上位を獲得できた事例がありあす。
まだ実施している店舗様は少ないようなので、余裕がある店舗様は試してみても良いかもしれません!
6.早割り施策
こちらも小技の一つとなりますが、早割施策が実施できる店舗様用のテクニックです。
季節需要が大きい商品「冬物コート」などでは、その需要がピークになる2か月ほど前から早割施策を実施することをお勧めします。
ピーク前に販売実績を積んでSEOスコアを高め、需要ピーク時に検索結果上位を取っておくイメージです。
この施策で実際に規模の大きくない店舗様の商品で、需要ピーク時にビッグワードで検索結果上位を獲得できた事例があるためクーポンなどで値引き訴求が可能な店舗様は試してみてはいかがでしょうか?
7.RPP広告と合わせて対策
最後になりますが、RPP広告などと合わせて対策することが理想的です。
販売実績や商品スコアが低い商品の場合目安CPCが高くなる傾向にありますが、予算が捻出できる場合はRPPでも枠を抑え、オーガニック検索結果画面と合わせて画面シェアを取りに行きます。
8.終わりに
いかがでしょうか?
王道の施策から小技のような施策まで幅広く対策をご紹介いたしました!
何よりも重要なのは、「どのキーワード/市場を狙うべきか」を見誤らないことですので、そこをしっかりと調査したうえで対策に臨みましょう。
弊社では市場調査なども対応しているため、どのキーワードを狙うべきか分からない店舗様もぜひお気軽にご相談ください!
それでは次回のブログをお楽しみに!
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